クイック回答
フランス語で時間を言うときは、基本的に Il est + 時 を使い、分を足します(Il est deux heures dix)。また et quart、et demie、moins le quart などの定番表現もよく使われます。日常では、予定表や時刻表は24時間制が一般的で、会話では文脈つきで12時間制が使われることもあります。
フランス語で時刻を言うときは、Il est + 時(Il est deux heures, eel eh duh uhr)を使います。そこに分を足します(Il est deux heures dix, eel eh duh uhr deess)。また、よく使う省略表現の et quart、et demie、moins le quart もあります。フランスや多くのフランス語圏では、予定表はふつう 24時間制 です。一方、日常会話では文脈で補いながら12時間っぽく言うことも多いです。
フランス語は世界的な言語です。OIFによると、世界に 3億人以上のフランス語話者 がいます。ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ大陸、太平洋地域の 数十か国 で公用語です。フランス語圏で旅行、留学、仕事をすると、時刻の話はすぐ出てきます。駅のホーム、夕食の予定、会議、予約のリマインドなどです。
映画やドラマで実際に聞く日常フランス語を増やしたいなら、フランス語でこんにちはと言う方法 のガイドも一緒に学ぶと良いです。
基本パターン: "Il est" + 時刻
フランス語の時刻表現は Il est(eel eh)から始めます。直訳すると「それは〜です」です。
カジュアルな会話では C'est(say)も言えます。ですが、時計の時刻には Il est が標準です。
Il est
Il est(eel eh)は、時刻を言うときの基本の出だしです。
よく聞く例:
- Il est huit heures.(eel eh weet uhr), 「8:00です。」
- Il est huit heures cinq.(eel eh weet uhr sank), 「8:05です。」
💡 発音をすぐ良くするコツ
フランス語では、"est" の語末子音はふつう発音しません。"Il est" は "eel eh" のように聞こえます。軽く短く言うと自然に聞こえます。
自然に(丁寧に)時間をたずねる
実際の会話では、主に2つの聞き方があります。
Quelle heure est-il ?
Quelle heure est-il ?(KEL uhr eh-TEEL)は、定番の丁寧な形です。
初対面の人、店員、丁寧に話したい相手に向いています。
Il est quelle heure ?
Il est quelle heure ?(eel eh KEL uhr)は、日常会話でとてもよく使います。
失礼ではありません。日本語の「今何時?」のように、よりカジュアルに聞こえます。
🌍 フランス語がよく '語順が逆' に聞こえる理由
フランス語には疑問文の形が複数あります。倒置(Quelle heure est-il ?)、イントネーション(Il est quelle heure ?)、そして "est-ce que" です。映画やドラマでは、短く会話的なイントネーション疑問がよく使われます。
フランス語の「時」: 単数と複数、特別な言い方
フランス語は 1時 と 2時以上 をはっきり区別します。正午と深夜には特別な語もあります。
Une heure
Une heure(ewn uhr)は「1時」です。
こう言います: Il est une heure.(eel eh ewn uhr)
Midi
Midi(mee-DEE)は正午です。
こう言います: Il est midi.(eel eh mee-DEE)
Minuit
Minuit(mee-NWEE)は深夜0時です。
こう言います: Il est minuit.(eel eh mee-NWEE)
⚠️ 1:00でよくある学習者のミス
"Il est un heure" と言わないでください。"heure" は女性名詞なので "une" です: "Il est une heure"(eel eh ewn uhr)。
分: 2つの主な言い方(使い分け)
フランス語には、分の言い方が2つあります。どちらも正しいです。選び方は主に場面で決まります。
- デジタル式: 時 + 分。スマホ画面を読む感じです。
- 相対式: 15分、30分、45分、そして「〜分前」です。
デジタル式: "Il est 14 h 20"
予定表、アナウンス、公的な場面では、フランス語は24時間制をよく使います。
よく見る, 聞く形:
- 14 h 20(katorz uhr van), 「14:20」
- 18 h 05(deez-weet uhr sank), 「18:05」
話すときは、"h" を読まずに quatorze heures vingt(kah-TORZ uhr van)のように言う人が多いです。
相対式: "et quart", "et demie", "moins le quart"
会話では、相対式がとてもよく出ます。特に15分と30分の周辺です。
ここが日本語と違って感じやすい点です。「7:45」を「8:00の15分前」のように言うことが多いです。
よく使う時刻フレーズ(発音つき)
友だちと会うときから電車に乗るときまで、日常の多くをカバーします。
/eel eh duh uhr deess/
直訳: 2時10分です
“Il est deux heures dix, on y va.”
2時10分だよ, 行こう。
フランスでも他のフランス語圏でもよく使います。特に正確に言うときに便利です。
/eel eh duh uhr eh kar/
直訳: 2時と4分の1です
“Rendez-vous à deux heures et quart.”
2時15分に予約です。
予約や待ち合わせでとてもよく使います。
/eel eh duh uhr eh duh-MEE/
直訳: 2時と半分です
“Le film commence à deux heures et demie.”
映画は2時30分に始まります。
:30の自然な言い方です。
/eel eh trwah uhr mwahn luh kar/
直訳: 3時から4分の1を引いた時刻です
“On se retrouve à trois heures moins le quart.”
2時45分に会おう。
話し言葉で特によく出ます。年配の話者やフォーマルな場でも頻出です。
フランスの12時間制と24時間制: 実用ルール
文化ルールを1つだけ覚えるなら、これにしてください。
- 公共情報は24時間制: 電車、飛行機、勤務表、テレビ番組表。
- 会話は12時間制が多い: 友だち、家族、雑談、ざっくり予定。
だから、チケットには 19 h 30 と書いてあっても、口では sept heures et demie(set uhr eh duh-MEE)と聞こえることがあります。
🌍 フランスらしい予定の立て方: 'vers' とゆるい時間
フランスでは、特に社交の予定で "vers"(〜ごろ)を使って提案し、あとで詰めることがよくあります。夕食の予定で "vers 20 heures" と言うことがあります。実際の到着が20:00から20:30でも普通です。遅刻というより、柔軟さを示す会話の習慣です。
「〜時に」: à, vers, pour
日本語では「〜に」で多くの意味をカバーします。フランス語では、その役割がいくつかに分かれます。
À
特定の時刻には à(ah)を使います。
例:
- à huit heures(ah weet uhr), 8:00に
- à 8 h 10(ah weet uhr deess), 8:10に
Vers
「〜ごろ」には vers(vair)を使います。
例:
- vers midi(vair mee-DEE), 正午ごろ
- vers 17 heures(vair deez-set uhr), 17時ごろ
Pour
締め切りの「〜までに」に近い意味なら pour(poor)を使います。
例:
- C'est pour quand ? Pour demain midi.(say poor kahn, poor duh-MAN mee-DEE), 「いつまで? 明日の正午まで。」
よくある場面(映画やドラマで聞く言い方)
時刻のフレーズは、急ぐ、予定を立てる、待つ、謝る場面でよく出ます。
覚える価値が高い定番パターンを紹介します。
On se retrouve à...
On se retrouve à...(on suh ruh-TROOV ah)は「〜に会おう」です。
例:
- On se retrouve à 19 h ?(on suh ruh-TROOV ah deez-neuf uhr), 「19時でいい?」
- On se retrouve à sept heures.(on suh ruh-TROOV ah set uhr), 「7時に会おう。」
Ça commence à...
Ça commence à...(sah koh-MAHNS ah)は「〜に始まる」です。
例:
- Ça commence à 20 h 30.(sah koh-MAHNS ah van uhr trahnt), 「20:30に始まる。」
Je suis en retard
Je suis en retard(zhuh swee ahn ruh-TAR)は「遅れてる」です。
フランス語らしいやわらげ方:
- Je suis un peu en retard.(zhuh swee uhn puh ahn ruh-TAR), 「ちょっと遅れてる。」
日常で使う別れの言い方も増やしたいなら、フランス語でさようならと言う方法 も見てください。
すぐ使える早見表: フランス語の分の言い方
デジタル表示と、口で言う形をすぐ変換できる表です。
| デジタル時刻 | よく言うフランス語 | Pronunciation |
|---|---|---|
| 7:05 | sept heures cinq | set uhr sank |
| 7:10 | sept heures dix | set uhr deess |
| 7:15 | sept heures et quart | set uhr eh kar |
| 7:20 | sept heures vingt | set uhr van |
| 7:25 | sept heures vingt-cinq | set uhr van-sank |
| 7:30 | sept heures et demie | set uhr eh duh-MEE |
| 7:35 | huit heures moins vingt-cinq | weet uhr mwahn van-sank |
| 7:40 | huit heures moins vingt | weet uhr mwahn van |
| 7:45 | huit heures moins le quart | weet uhr mwahn luh kar |
| 7:50 | huit heures moins dix | weet uhr mwahn deess |
| 7:55 | huit heures moins cinq | weet uhr mwahn sank |
💡 'moins' を使うタイミング
次の時刻に近いと、フランス語は "moins"(引く)に切り替えることが多いです。特に:35以降は自然です。:45は "moins le quart" がほぼ定番です。
上級の視点: 時刻表現は文法より文化
時刻表現は語用論の典型です。文法は簡単です。ですが、場面で社会的な意味が変わります。
「話し方は、社会関係についての考え方を符号化する。時間の表現のような一見単純なものでも、正確さ、丁寧さ、共有された文脈についての文化的期待によって形作られる。」
(Anna Wierzbicka, Cross-Cultural Pragmatics, Mouton de Gruyter, 1991)
実際、だからこそ vers(〜ごろ)は親しみやすく聞こえます。à 19 h 03 は社交の予定だと堅すぎる印象になることがあります。予定表が24時間制に寄るのは、あいまいさを避けるためです。
地域差とフランス語圏メモ(フランス以外では?)
フランス語は複数の大陸で話されています。時刻の言い方は基本的に共通です。
それでも、好みの違いは少しあります:
- 場所によっては、特に仕事の場面で デジタル式 をより好むことがあります。
- カジュアルな会話でも midi と minuit はどこでも通じます。
- 24時間制はフランス語圏ヨーロッパで一般的です。世界的にもフォーマルな場でよく使います。ただし会話の習慣は地域で変わります。
EthnologueとOIFは、フランス語の世界的な広がりを強調しています。だからこそ、まず標準形を学ぶべきです。どこでも通用します。
練習: そのまま使えるミニ会話
短い会話は、早く自然に聞こえる助けになります。
駅で
- Pardon, quelle heure est-il ?(par-DON, KEL uhr eh-TEEL)
- Il est dix-sept heures vingt.(eel eh deez-set uhr van)
夕食の予定
- On mange à quelle heure ?(on mahzh ah KEL uhr)
- Vers vingt heures, ça te va ?(vair van uhr, sah tuh vah)
遅れているとき
- Tu arrives à quelle heure ?(tew ah-REEV ah KEL uhr)
- Je suis en retard, j'arrive vers huit heures moins le quart.(zhuh swee ahn ruh-TAR, zhah-REEV vair weet uhr mwahn luh kar)
映画クリップで時刻フレーズを早く覚える
時刻フレーズは短くて頻出です。同じ場面で繰り返されやすいです。だからクリップ学習に向いています。
基礎を広げたいなら、フランス語の最頻出100語 のような語彙リストと組み合わせてください。さらに Wordyのフランス語学習 で実際の会話練習を重ねましょう。
会話の終盤では、時間に追われる感情、からかい、関係性の話も出ます。恋愛フランス語も学ぶなら、映画で頻出の表現をまとめた フランス語でI love youと言う方法 も見てください。
⚠️ 最後にマナーの注意
フランス語の罵り言葉は、特にコメディの「遅れる!」場面で出ることがあります。真似せずに意味だけ分かりたいなら、フランス語の悪口ガイド を読み、まずは聞き取りを優先してください。
まとめ: 自然に聞こえる5つのルール
- 時計の時刻は Il est(eel eh)から始める。
- 1:00は une heure、2:00以降は複数の heures を使う。
- 会話では「12:00」「0:00」より midi と minuit を優先する。
- 口語のリズムには et quart、et demie、moins le quart が自然。
- 予定表では 24時間制 を想定し、話すときは X heures Y の形で言う。
よくある質問
フランス語で「今何時?」は何と言う?
フランス語ではAMとPMを使うの?
フランス語で7:15と7:45はどう言う?
heure と fois の違いは?
フランス語で「3時に」の「に」はどう言う?
出典・参考資料
- Organisation internationale de la Francophonie (OIF), 『La langue française dans le monde』, 2022
- Ethnologue: Languages of the World, フランス語の項目(第27版, 2024)
- CNRTL (Centre National de Ressources Textuelles et Lexicales), 「heure」「midi」「minuit」の項目
- Académie française, 『Dire, Ne pas dire』(時間表現に関する用法メモ), 継続更新
- Wierzbicka, A. (1991). Cross-Cultural Pragmatics. Mouton de Gruyter.

