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日本食の日本語ボキャブラリー, 和食, 寿司, ラーメンと飲食店フレーズ必須30語

Sandor 作更新日: 2026年3月27日読了目安 10分

クイック回答

最初に覚えたい日本食の基本単語は「ご飯 / ごはん」(gohan, ごはん, 食事)、「寿司 / すし」(sushi)、「ラーメン」(raamen, ラーメン)です。さらに英語に訳しにくい食事の決まり文句「いただきます」(itadakimasu, 食べる前)と「ごちそうさまでした」(gochisousama deshita, 食べた後)も必須。日本の食文化である和食(washoku)は2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

日本語の食べ物の語彙は、学んでおくと特に役立つ単語セットの1つです。東京のラーメン店で注文するときも、寿司のメニューを読み解くときも、アニメの料理シーンを理解するときも、食べ物の言葉は日常の日本語に何度も出てきます。

Ethnologueの2024年データによると、日本語の母語話者は約1億2300万人です。日本語は、世界でも影響力の大きい食文化を支える言語でもあります。2013年、ユネスコは和食 (washoku, Japanese cuisine) を無形文化遺産に登録しました。これは特定の料理ではなく、自然への敬意、季節の食材、美しい盛り付けを重んじる社会的な実践として評価されたものです。食べ物の語彙を学ぶことは、日本文化の根本を学ぶことでもあります。

"Washoku is not merely a set of recipes or ingredients. It is a comprehensive social practice rooted in the Japanese spirit of respect for nature, closely connected to the sustainable use of natural resources."

(UNESCO, Intangible Cultural Heritage nomination document for Washoku, 2013)

このガイドでは、カテゴリ別に30語以上の必須の食べ物単語を紹介します。漢字、ひらがな、発音、そして日本の食語彙を特徴づける文化的背景もまとめています。本物の日本語コンテンツでインタラクティブに練習したい方は、日本語学習ページへどうぞ。


クイックリファレンス: 必須の食べ物単語30選


ご飯と主食: 食事の土台

日本では、ご飯は単なる食べ物ではありません。食事全体の構造を支える土台です。ご飯 (gohan) という言葉が「炊いた米」と「食事」の両方を意味することからも、米が食文化に深く根付いていることが分かります。NHKの2023年の食習慣調査によると、日本の家庭の80%以上が今も毎日、米を中心にした食事をとっています。

ご飯 (ごはん)

日本語の食べ物語彙で最重要の1語です。ご飯 (gohan) には二重の意味があります。炊いた白米を指す意味と、一般に「食事」を指す意味です。朝ご飯 (asagohan) は「朝食」、昼ご飯 (hirugohan) は「昼食」、晩ご飯 (bangohan) は「夕食」です。接頭辞の ご は敬語で、米を大切にする文化的な感覚も表れています。

米 (こめ)

米 (kome) は、生の米粒を指します。日本と米の結びつきは強く、漢字の 米 は「アメリカ」を表す語(米国, beikoku)にも使われます。歴史的に、アメリカが米の貿易と結び付けられていたためです。文化庁によると、米に関する語彙は日本語に30種類以上あります。新米 (shinmai, new rice harvest, also meaning "beginner") から古米 (komai, old rice) まで、細かく言い分けます。

麺 (めん)

麺類の総称です。日本の麺料理には、ラーメン (raamen)、うどん (udon)、そば (soba) の3つが代表的にあります。それぞれ特徴が違い、地域差や食べ方の作法もあります。日本では麺をすする音は失礼ではありません。おいしく食べている合図とされ、麺を冷ます助けにもなります。

🌍 ご飯 = Rice = Meal

gohan が「ご飯」と「食事」の両方を意味する事実は、米の文化的な位置づけをよく表しています。「ご飯食べた?」(gohan tabeta?, "Have you eaten rice?") は、「食べた?」と同じ感覚で使える基本の声かけです。相手を気づかう挨拶にもなります。伝統的な感覚では、米がない食事はきちんとした食事と見なされにくいこともあります。


寿司と刺身の語彙

寿司は世界的に最も知られている日本食の1つです。ただ、学習者は重要な用語を混同しがちです。寿司 (sushi) は、酢飯に具材をのせたり包んだりしたものを指します。一方、刺身 (sashimi) は、ご飯なしで出される生魚の切り身です。

寿司 (すし)

寿司は魚ではなく、味付けした酢飯を指す言葉です。漢字の 寿司 は当て字で、縁起の良い意味を持つ字が選ばれています。寿 は「長寿」、司 は「つかさどる」です。代表的な種類は、握り寿司 (nigirizushi, hand-pressed)、巻き寿司 (makizushi, rolled)、ちらし寿司 (chirashizushi, scattered) などです。

刺身 (さしみ)

刺身は「刺した身」という意味です。刺 (sashi, pierce) と身 (mi, body/flesh) から成ります。生の魚を切って、ご飯なしで出します。一般的に醤油とわさびを添えます。メニューで寿司と刺身を見分けられると、食事の理解度が一段上がります。

まぐろ

日本で最も人気のある寿司ネタです。まぐろには部位や等級があります。赤身 (akami, lean red meat)、中トロ (chuutoro, medium fatty)、大トロ (ootoro, fatty belly, the most expensive) などです。回転寿司では、まぐろの皿は早めになくなることが多いです。

💡 回転寿司 (Kaiten-zushi) Vocabulary

回転寿司 (回転寿司, kaiten-zushi) で便利な言葉は、皿 (sara, plate)、一皿 (hitosara, one plate)、タッチパネル (tacchi paneru, touch panel for ordering)、ガリ (gari, pickled ginger)、わさび抜き (wasabi-nuki, no wasabi) などです。職人に直接頼むときは、品名のあとにお願いします (onegai shimasu) を付けると自然です。


加熱料理: ラーメン、うどん、そしてその先へ

日本のいわゆる「定番の食事」は、加熱料理の幅がとても広いです。人気の料理には、言葉の由来が面白いものも多く、日本がどのように文化交流をしてきたかが見えてきます。

ラーメン

中国由来の借用語なのでカタカナで書きます(拉麺, pulled noodles)。外来の背景がありつつも、ラーメンは日本を代表する食べ物の1つになりました。地域ごとに定番の味があります。福岡の豚骨 (tonkotsu, pork bone broth)、札幌の味噌 (miso)、東京の醤油 (shouyu, soy sauce) などです。日本の街では、ラーメンというカタカナ表記をほぼ必ず目にします。

うどん

小麦粉の太い麺で、温かくても冷たくても食べます。うどんは、漢字の由来がはっきりしない和語なので、ひらがなで書かれることが多いです。地域の名物としては、香川県の讃岐うどん (Sanuki udon) が有名です。コシの強い食感が特徴です。香川は、人口あたりのうどん消費量が特に多いことから「うどん県」と呼ばれることもあります。

そば

香ばしい風味が特徴のそば粉の麺です。そばには文化的な意味もあります。年越しそば (toshikoshi soba, year-crossing soba) は、大晦日に全国で食べられます。長い麺が長寿を象徴し、習慣は江戸時代までさかのぼります。そばは「近く」を意味する 側 (soba, "near/beside") にも使われますが、漢字は別です。

天ぷら (てんぷら)

魚介や野菜に衣を付けて揚げた料理です。語源はポルトガル語の tempero(調味)や tempora(四旬節の時期)だと言われています。16世紀にポルトガル商人と接触した歴史が背景にあります。天ぷらは、外来の技法を取り入れて日本独自の料理にした例です。

カレー

日本のカレーです。英語経由で入ったためカタカナで書きます(英語も元はタミル語由来です)。日本のカレーライス (カレーライス, karee raisu) は、インドやタイのカレーよりもとろみが強く、甘めの傾向があります。NHKの調査でも、家庭料理の人気上位3つに入ることが多いです。ラーメンや餃子と並ぶ定番です。

"Japanese curry, originally introduced through the British Navy in the Meiji era, has been so thoroughly domesticated that it now represents one of the most consumed home meals in Japan, a dish that is simultaneously foreign in origin and quintessentially Japanese in practice."

(Katarzyna Cwiertka, Modern Japanese Cuisine, Reaktion Books, 2006)


野菜、果物、食材

日本の料理は旬 (shun, seasonality) を重視します。食材が最もおいしい時期に使う考え方です。この考え方は重要なので、飲食店のメニューが季節ごとに変わることも珍しくありません。

🌍 旬 (Shun): 季節を味わう考え方

旬 (shun) という考え方は、日本の食の価値観の中心にあります。「旬」は「季節の食材」や「最もおいしい時期」を意味し、1年を通してメニューに影響します。春は竹の子 (takenoko, bamboo shoots)、夏は枝豆 (edamame) や西瓜 (suika, watermelon)、秋は松茸 (matsutake mushrooms) や柿 (kaki, persimmons)、冬は鍋 (nabe, hot pot) やみかん (mikan, mandarin oranges) が代表的です。日本では、旬を食べることは流行ではありません。何世紀も続く習慣です。


カタカナの食べ物: メニューに並ぶ借用語

日本語の食べ物語彙の特徴の1つは、和語(漢字やひらがな)と借用語(カタカナ)の分かれ方です。このパターンが分かると、料理の由来も推測しやすくなります。

ポルトガル語由来の言葉は、16世紀の交易期に入ってきました:

  • パン (pan, bread): from Portuguese pão
  • 天ぷら (tempura): likely from Portuguese tempero

中国語由来の言葉には、日本で特に愛されている料理名もあります:

  • ラーメン (raamen): from Chinese 拉麺
  • 餃子 (gyouza): from Chinese 餃子 (jiǎozi)

英語由来の言葉は、近代以降の西洋文化の影響を反映しています:

  • カレー (karee, curry)
  • ビール (biiru, beer)
  • ケーキ (keeki, cake)
  • コーヒー (koohii, coffee)

メニューでカタカナを見たら、ゆっくり声に出して読むと意味が推測できることが多いです。ハンバーガーは "hanbaagaa"(hamburger)、アイスクリームは "aisu kuriimu"(ice cream)、サラダは "sarada"(salad)です。カタカナを読み解く力は、飲食店の語彙を増やす近道になります。


レストランで使うフレーズ: 入店から会計まで

日本の飲食店では、食べ物の名前だけでなく、言い方も大切です。食事の各場面に定番のフレーズがあります。

いただきます

日本では食事の前に言う言葉です。直訳に近い意味は「謹んでいただきます」です(謙譲語の いただく, itadaku から来ています)。料理を作った人、食材を育てた人、命をくれた動植物、自然への感謝を表します。日本語では1語で置き換えられる表現です。NHKの食習慣調査では、90%以上の人が食前にいただきますを言うとされ、最も広く使われる文化的フレーズの1つです。

ごちそうさまでした

食べ終わった後に言います。ご馳走 (gochisou) は本来「走り回る」という意味で、もてなす側が料理を用意するために奔走する様子を表します。さまでした は丁寧な感謝を加えます。合わせて、食事に関わった手間全体へのねぎらいになります。店を出るときにスタッフへごちそうさまでしたと言うのは、自然で一般的です。

お会計 (おかいけい)

「伝票」や「お勘定」の意味です。会計を頼むときは、お会計をお願いします (okaikei wo onegai shimasu) と言います。日本の店では、席で払わず、伝票を持って出口付近のレジで支払う形式も多いです。お勘定 (okanjou) も同じ意味で使われます。

💡 食べ物を数える: 日本語の助数詞

日本語は、食べ物の形によって数え方が変わります。卵やみかんのような丸い物は個 (ko) を使います: 卵三個 (tamago sanko, three eggs)。にんじんやバナナのような長い物は本 (hon) です: バナナ二本 (banana nihon, two bananas)。刺身のような薄い物は枚 (mai) です: 刺身三枚 (sashimi sanmai, three slices)。ご飯や麺のどんぶりは杯 (hai) を使います: ラーメン一杯 (raamen ippai, one bowl of ramen)。迷ったら、一般的な助数詞のつ (tsu) が使えます: ひとつ, ふたつ, みっつ (one, two, three)。


和食の5つの原則

和食 (washoku) がユネスコの文化遺産として評価された理由は、特定の料理ではありません。5つの原則に基づく食の思想全体にあります。これらを理解すると、食べ物を超えた語彙も身に付きます。

五色 (ごしき, goshiki), Five Colors: 1回の食事に白、黒、赤、黄、緑を入れる考え方です。見た目の美しさと栄養バランスの両方を意識します。定食 (定食, teishoku) なら、白いご飯、黒っぽい海藻、赤い紅しょうが、黄色い卵、緑の野菜などで実現できます。

五味 (ごみ, gomi), Five Tastes: 甘い (甘い, amai)、塩辛い (塩辛い, shiokarai)、酸っぱい (酸っぱい, suppai)、苦い (苦い, nigai)、うま味 (うま味) です。日本では1908年に化学者の池田菊苗が、うま味を科学的に特定しました。言葉の うま味 (うま味) 自体も、うまい (umai, delicious) から来ています。

五法 (ごほう, gohou), Five Methods: 生 (生, nama)、煮る (煮る, niru)、焼く (焼く, yaku)、蒸す (蒸す, musu)、揚げる (揚げる, ageru) です。懐石料理では、コース全体でこれらの方法を組み合わせます。

旬 (しゅん, shun), Seasonality: 先ほど触れた通り、食材を最も良い時期に使う考え方です。

盛り付け (もりつけ, moritsuke), Presentation: 美しく配置する技術です。日本の盛り付けは、色 (iro, color)、形 (katachi, shape)、器 (utsuwa, the vessel/dish) を意識します。皿も料理の一部と考えます。

🌍 うま味: 世界の食科学への日本の貢献

うま味 (umami) は、日本語の食用語の中でも、ほぼ世界中の言語に入った数少ない言葉です。池田菊苗は1908年に昆布だし (昆布だし, kombu dashi) からグルタミン酸を抽出し、この第5の味を "umami" と名付けました。うまい (delicious) と味 (mi, taste) を組み合わせた言葉です。現在、うま味は世界の料理学の基本概念になっています。その日本由来という事実は、日本の食文化の厚みを示しています。


本物の日本語コンテンツで食べ物語彙を練習する

食事のシーンは、日本の映画、ドラマ、アニメのほぼすべてに出てきます。スタジオジブリ作品の細かな台所シーンから、日常ドラマのラーメン店での会話まで幅広いです。こうした場面には、このガイドで扱った語彙が詰まっています。注文の言い方、食材名、そして食事を形作る決まり文句です。

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よくある質問

食事の前に言う「いただきます」ってどういう意味?
「いただきます」は直訳すると「謹んでいただく」です。日本では食事の前に、作ってくれた人や食材、食に関わった人への感謝を表します。英語に一語で対応する表現はなく、感謝と謙虚さ、心を整える意味が含まれます。言わないと失礼に感じられることもあります。
和食とは何で、なぜ特別なの?
和食は「日本の食文化」を指し、2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。五色(ごしき)、五味(ごみ)、五法(ごほう)、旬の食材、盛り付けの美しさといった考え方が特徴です。料理の種類だけでなく、食への姿勢や哲学も含みます。
日本の食べ物の言葉がカタカナで書かれるのはなぜ?
カタカナは外来語に使われます。カレーは英語由来、パンはポルトガル語由来、ラーメンは中国語由来とされます。ラーメンは日本の料理として定着していますが、語としては借用語なのでカタカナ表記になります。日本語由来の語は漢字やひらがなが多いです。
日本のレストランでの注文の仕方は?
基本は「[品名]をお願いします」です。例: 「ラーメンをお願いします」。会計は「お会計をお願いします」と言います。回転寿司(回転寿司)では、流れてくる皿を取って食べ、最後に皿の枚数で精算するのが一般的です。
日本語で食べ物を数えるときの助数詞は何を使う?
形によって助数詞が変わります。卵やりんごなど丸いものは「個」、バナナやにんじんなど細長いものは「本」、切り身など平たいものは「枚」、飲み物の杯数は「杯」、切った一切れは「切れ」など。迷ったら一般的な数え方の「ふたつ」などでも通じます。

出典・参考資料

  1. UNESCO, 無形文化遺産代表一覧: Washoku(2013)
  2. Agency for Cultural Affairs, Japan(文化庁), 国語に関する世論調査(2024)
  3. NHK Broadcasting Culture Research Institute, 食習慣と言語に関する調査(2023)
  4. Ethnologue: Languages of the World, 日本語の項目(2024)
  5. Cwiertka, K.J.(2006). Modern Japanese Cuisine: Food, Power, and National Identity. Reaktion Books.

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