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🇬🇧英語

英語の代名詞, 主格, 目的格, 所有格などをわかりやすく解説

Sandor 作更新日: 2026年4月20日読了目安 12分

クイック回答

英語の代名詞は名詞の代わりに使い、同じ名前や物を繰り返さず自然に話すためのものです。正しく使うには、主格, 目的格, 所有格, 再帰, 関係, 指示, 不定などの種類から文中の役割に合う形を選びます。特に 'me と I'、'who と whom'、単数の 'they' のような迷いやすい場面では、文の中で何をしている語かを意識するのがポイントです。

英語の代名詞は、「I」「me」「they」「this」のように名詞の代わりになる語です。文の中での役割(主語、目的語、所有、強調、つなぎ)に合う形を選べば、正しく使えます。基本のセットと、「I と me」「its と it’s」、単数の「they」のような頻出ルールを押さえるだけで、英語が一気に自然になり、同じ名詞の繰り返しも減ります。

実際の英語で代名詞が重要な理由

代名詞は単なる文法ではありません。英語の流れを作るための道具です。代名詞がないと、名前や名詞を何度も繰り返すことになり、機械的に聞こえます。

代名詞には社会的な意味もあります。英語では、人に対して「they」を選ぶかどうか、考えについて「this」と「that」のどちらを使うかで、距離感、親しさ、敬意、皮肉まで伝わることがあります。

英語は世界中で使われています。そのため、代名詞の選び方はさらに重要です。Ethnologue は、英語の話者数は合計で約 15 億人(母語話者と第二言語話者の合計)で、数十か国で公用語の地位があると推定しています。アクセントや話し方は多様でも、代名詞のルールは驚くほど安定しています。

💡 映画とドラマの聞き取りを速くするコツ

英語の会話を聞くときは、まず代名詞に注目してください。代名詞は頻出で短く、速い発話では弱く発音されがちです(例: "him" が "im" のように聞こえる)。クリップで練習したいなら、まずは 英語学習におすすめの映画 のセレクションから始めてください。

基本の人称代名詞(主語と目的語)

人称代名詞は学習者が常に使うものです。ポイントは役割です。主語は動作をし、目的語は動作を受けます。

主格代名詞

動詞の前で使います。

人称単数複数
1人称Iwe
2人称youyou
3人称he, she, itthey

例:

  • "I" (EYE) work here.
  • "They" (THAY) live nearby.

目的格代名詞

動詞の後、または前置詞の後で使います。

人称単数複数
1人称meus
2人称youyou
3人称him, her, itthem

例:

  • Call "me" (MEE) later.
  • This is for "them" (THEM).

いちばん多い間違い: "me and my friend" と "my friend and I"

「必ず 'and I' と言う」というルールを丸暗記する人がいます。これが誤りの原因になります。

ペアが主語なら主格を使います:

  • 正しい: My friend and I are ready.
  • テスト: "my friend" を外すと "I am ready."

ペアが目的語なら目的格を使います:

  • 正しい: She invited my friend and me.
  • テスト: "my friend" を外すと "She invited me."

⚠️ この過剰修正に注意

"Between you and I" は会話ではよく聞きますが、丁寧な英語では誤りとされます。理由は "between" が目的語を取るからです。伝統的な形は "between you and me." です。

所有: "my" と "mine"(そして "its" と "it’s")

英語には、学習者が混同しやすい所有のパターンが 2 つあります。

所有限定詞

名詞の前に置きます: my book, their car.

myyourhisheritsourtheir

発音の注意:

  • "our" はアクセントによって "OW-er" や "AR" のように聞こえることがあります。
  • "their" は "THAIR" の音です。

所有代名詞

単独で使います: This book is mine.

mineyourshishersits (rare)ourstheirs

例:

  • This seat is "ours" (OW-erz).
  • That jacket is "hers" (HERZ).

its

"its" (ITS) は所有です。アポストロフィは付きません。

  • The company changed its policy.
  • The cat licked its paw.

it’s

"it’s" は "it is" または "it has" の意味です。

  • It’s cold today. (it is)
  • It’s been a long week. (it has)

これは母語話者でもよくする綴りの間違いで、特にオンラインで多いです。

再帰代名詞: "myself" と丁寧さの落とし穴

再帰代名詞は主語に戻ります: I hurt myself.

myselfyourselfhimselfherselfitselfourselvesthemselves

例:

  • She taught herself to cook.
  • We introduced ourselves.

よくある学習者の誤り: 丁寧に見せるために再帰形を使う

丁寧に聞こえる気がして "Please contact myself" と言う人がいます。標準的な英語では正しくありません。

目的格を使います:

  • 正しい: Please contact me.
  • 誤り: Please contact myself.

強調の用法

再帰代名詞は強調にも使えます:

  • I made it myself. (意味: 手伝いなしで)

この強調は、カスタマーサービスや苦情の場面でよく出ます。特に米国英語で目立ちます。

指示語: "this" と "that" は心理の話でもある

指示語は物を指しますが、考えも指します。

近い遠い
this (THIS)that (THAT)
these (THEEZ)those (THOHZ)

物理的な距離:

  • This chair is comfortable. (近い)
  • That building is tall. (遠い)

談話上の距離、つまりその考えにどれだけ近く感じるか:

  • I love this plan. (賛同している)
  • I hate that idea. (距離を置いている)

🌍 会議で伝わる小さな文化的サイン

英語圏の職場では、"this" は賛同を示すことが多いです: "This is a great direction." 一方で "that" は懐疑的な響きになることがあります: "That might be risky." 余計な形容詞を足さずに、支持している感じを出したいときに使えます。

関係代名詞: 節をきれいにつなぐ

関係代名詞は、名詞と追加情報をつなぎます。

who

"who" (HOO) は、人を表し、関係節の主語になります:

  • The actor who plays the detective is Canadian.

whom

"whom" (HOOM) は、人を表し、目的語になります。主にフォーマルな英語で使います:

  • The actor whom I met was kind.

日常会話では、多くの話者が代わりに "who" を使います:

  • The actor who I met was kind.

whose

"whose" (HOOZ) は所有を表します。人に使い、物に使うこともあります:

  • The writer whose book you read is here.
  • A company whose profits fell may cut costs.

which

"which" (WICH) は物や動物に使います:

  • The phone which I bought is broken.

that

"that" (THAT) は、限定用法の節で人にも物にもよく使われます:

  • The movie that we watched was hilarious.
  • The person that called you left a message.

💡 素早く選ぶルール

人には "who"、物には "which"、限定用法で無難にいきたいときは "that" を使ってください。"whom" は定型表現("to whom it may concern")やフォーマルな文章に取っておくとよいです。

限定用法と非限定用法(カンマのルール)

限定用法は「どれか」を特定します:

  • The students who studied passed. (全員ではない)

非限定用法は追加情報で、カンマを使います:

  • My brother, who lives in Toronto, is visiting. (兄弟は1人で、補足情報)

非限定用法では、丁寧な英語では一般に "that" を使いません:

  • 推奨: My brother, who lives in Toronto, is visiting.
  • 非推奨: My brother, that lives in Toronto, is visiting.

疑問代名詞: 質問の "who" 系

疑問代名詞は質問を作ります。

  • who (HOO): Who called?
  • whom (HOOM): Whom did you call? (formal)
  • whose (HOOZ): Whose keys are these?
  • what (WUT): What happened?
  • which (WICH): Which one do you want?

"who" と "whom" を選ぶ実用的な方法は、he/him テストです:

  • 答えが "he" なら "who"。
  • 答えが "him" なら "whom"(formal)。

例:

  • Whom did you see? I saw him.

不定代名詞: 一致と単数 "they" の広がり

不定代名詞は、特定しない人や物を指します。

よくあるセット:

  • someone, anyone, everyone, no one
  • something, anything, everything, nothing
  • each, either, neither

一致: 文法上は単数でも、現実では複数っぽい

伝統文法では "everyone" は単数扱いです:

  • Everyone is here.

ただし、後で受けるときは、現代英語では単数 "they" がよく使われます:

  • Everyone is here, so tell them to sit down.

これは新しい現象ではありません。英語では昔からあるパターンで、主要な辞書も単数 "they" を標準的用法として記録しています。

"Singular 'they' is not a recent invention, but a feature with a long history in English, used by respected writers for centuries."

David Crystal, linguist, in discussions of English usage and change (see Crystal’s work on modern English and usage debates)

学習者向けの実用ルール

2026 年に自然に聞こえたいなら:

  • 相手が不明なときは "they/them/their" を使う: Someone left their umbrella.
  • 相手の代名詞が分かっているなら、その人が示した代名詞を使う。
  • フォーマルな文章では一貫性を保つ。同じ不明人物に対して、1 段落の中で "he" と "they" を混ぜない。

🌍 現代英語の代名詞とアイデンティティ

英語圏の多くのコミュニティでは、自己紹介で "What pronouns do you use?" と聞くのは普通で、敬意ある質問です。特に大学、テック系の職場、オンライン空間でよくあります。一方で、場面によっては踏み込みすぎに感じられることもあります。安全な基本は、まず相手の言い方を聞き、その人が自分に使う代名詞に合わせることです。

ダミー代名詞: 英語が "it is raining" と言う理由

英語は、実際に「何か」が動作していなくても、主語を求めることがよくあります。その結果、ダミー代名詞が生まれます。

it

  • It is raining.
  • It’s late.
  • It seems like a bad idea.

there

  • There is a problem.
  • There are two options.

母語が主語なし文を許す学習者は、これらを落としてしまうことがあります。英語では通常、必要です。

実際の話し言葉の代名詞: 本当に聞こえる省略形

代名詞は短く、会話では弱く発音されがちです。

よくあるパターン:

  • "him" は "im" のように聞こえることがある: I saw him yesterday.
  • "them" は "em" のように聞こえることがある: Tell them I’m busy.
  • "her" はアクセントによって "er" のように聞こえることがある: I told her already.

耳を鍛えるなら、これは文法と同じくらい重要です。映画の会話がリスニング練習に役立つ理由の 1 つでもあります。

くだけたトーンや、カジュアルな会話で代名詞がどう出るかも知りたいなら、英語スラングガイド と、よりセンシティブな表現を扱う 英語のスラング罵り言葉ガイド も合わせて読むとよいです。

よくある代名詞のミス(直し方つき)

1) "my" と "mine" の混同

  • 正しい: That is my seat. That seat is mine.
  • 誤り: That is mine seat.

2) 代名詞の代わりに名前を使いすぎる

学習者は "John" や "the company" を毎文で繰り返すことがあります。母語話者は、指すものが明確になったら代名詞を好みます。

より自然:

  • John said he was tired. He went home.

3) "this" と "these" の混同

  • this = 単数: this number
  • these = 複数: these numbers

数量表現の基礎を練習しているなら、英語の数字ガイド が役立ちます。代名詞が後で置き換える名詞パターンも一緒に作れます。

4) "hers" に名詞を続けてしまう

  • 正しい: That is her phone.
  • 正しい: That phone is hers.
  • 誤り: That is hers phone.

5) 人に "which" を使う

標準的用法では "which" は物に使います。人には "who"(または限定用法なら "that")を使います。

実用的な練習プラン(15分)

ステップ 1: きれいなセットを 1 つ作る

発音と一緒に暗記します:

  • I (EYE), me (MEE), my (MY), mine (MYN), myself (my-SELF)
  • you (YOO), your (YOR), yours (YORZ), yourself (yor-SELF)
  • they (THAY), them (THEM), their (THAIR), theirs (THAIRZ), themselves (them-SELVZ)

ステップ 2: 短い場面をシャドーイングする

20 から 40 秒のクリップを選び、代名詞と短縮形だけに集中して繰り返します。"tell him" や "give it to me" のような型が何度も出るのに気づきます。

ステップ 3: 制約つきのミニストーリーを書く

友だちについて 6 文書き、その人の名前は 1 回までにします。これで "he/she/they"、"him/her/them"、"his/her/their" を管理する練習になります。

💡 これ1つで一気に直る制約

文章の中の代名詞に下線を引き、それが指すものに矢印を引いてください。矢印を自信を持って引けないなら、読み手も同じです。いったん名詞に戻して 1 回だけ明確にし、その後は代名詞で続けます。

英語の地域差と代名詞: 変わること、変わらないこと

アメリカ英語、イギリス英語、カナダ英語、オーストラリア英語など、多くの英語変種で、代名詞の基本システムは同じです。変わるのは頻度とスタイルです。

気づきやすい例:

  • 不定代名詞の "one" は、フォーマルなイギリス英語でより一般的です: One should be careful.
  • 単数 "they" は多くの変種で広く使われますが、フォーマル文書でどれだけ明示的に使うかは組織によって違います。
  • 省略のされ方はアクセントで変わり、文法よりも聞き取りに影響します。

地域による日常英語の違いが気になるなら、アメリカ英語とイギリス英語の違いガイド も一緒に読むとよいです。

まとめ: いちばん効果が大きいルール

少しだけ覚えるなら、次を覚えてください:

  • 主語と目的語は文の役割で決まる: I と me、they と them。
  • 所有は 2 つの形に分かれる: my book と mine。
  • "its" は所有で、"it’s" は "it is" または "it has"。
  • 関係代名詞は考えをつなぐ: 人は who、物は which、限定用法は that。
  • 単数 "they" は不明な相手に対して標準的で、2026 年のアイデンティティに配慮した言い方でも一般的。

実際の会話を使って学ぶなら、Wordy blog を見てから、/learn/english でネイティブ音声を使って練習してください。

よくある質問

英語の代名詞にはどんな種類がありますか?
主な種類は、人称代名詞(I, me, my)、再帰代名詞(myself)、指示代名詞(this, those)、関係代名詞(who, which, that)、疑問代名詞(who?, what?)、不定代名詞(someone, anything)、相互代名詞(each other)です。所有を示す、質問する、節をつなぐなど役割が異なります。
単数の 'they' は文法的に正しいですか?
はい。単数の 'they' は何世紀も前から使われ、主要なスタイルガイドでも現代英語として広く認められています。性別が不明なとき(Someone left their bag)や、they/them を使う人を指すときに一般的です。文中の一致は統一しましょう。
'I' と 'me' はいつ使い分けますか?
'I' は主語として使います(I went, She and I agree)。'me' は目的語として使います(Call me, Between you and me)。迷ったら相手の語を外して確認します。'She and I' は 'I' に、'for me' は 'me' のままです。
2026年でも 'whom' を使う必要はありますか?
日常会話では 'whom' の代わりに 'who' が使われることが多いです(Who did you call?)。ただしフォーマルな文章では、目的語のときは 'whom' が好まれます(Whom did you call?; To whom it may concern)。自然さを重視するなら、厳密さより明確さを優先しましょう。
'its' と 'it’s' の違いは何ですか?
'its' は所有を表します(The dog wagged its tail)。'it’s' は 'it is' または 'it has' の短縮形です(It’s raining; It’s been fun)。英語の所有格はアポストロフィを使うことが多い一方、代名詞の所有格は使わないため、母語話者でも混同しがちです。

出典・参考資料

  1. Huddleston, Rodney and Geoffrey K. Pullum. 『The Cambridge Grammar of the English Language』, 2002
  2. Oxford English Dictionary (OED). 'they'(単数)の項目と用法注記, 継続的に更新
  3. Merriam-Webster. 'they'、'who'、'whom' の辞書項目と用法注記, 現行版
  4. Ethnologue. 英語(第27版), 2024

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